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儲かりすぎた会社は、需要を減らせばよい

儲かりすぎた会社は、需要を減らせばよい

経営者や営業職からするとなかなか納得ができないかもしれませんが、しかしながら身の丈以上の売上と仕事量は結局、費用と収益の追いかけっこで、そこには喜びも安心もない組織となります。

現実は儲かりすぎた会社は、いつかは儲からなくなるから、いまのうちに内部利益を積み上げておこうと考えるます。それは未来へのリスク対応といえるでしょう。商売によりますがたしかに儲かり続けることなどはなく、将来のいつかの時点で赤字になることは確実にありえます。ですので既存の商売よりも、もっと儲けるために何をするのか、どんな投資をするのかということを考えることに目を向けるようにします。

より儲けるための投資活動により企業は規模拡大を行い、それを「まかなう」為に、さらに売上目標を上げる、この連鎖でやってきたのが大企業です。それは、大量生産、大量消費、大量廃棄そして環境破壊へと繋がってきました。そうした企業は需要を減らすというとお怒りになるかもしれません。仕事を増やし、顧客を増やすことに懸命であることも分かります。

しかし事業には適正規模というものがあります。そして需要が急増した時には、他社を紹介したり、お断りしたりと需要を減らすということも必要となって来ます。これがTOCで言う投入制限です。需要を減らせば、従業員の仕事も減り、時間も生まれる、残業もなくなる、不思議なことに売上が多かったときよりも利益が残ることが多くあります。

このことを理解し普段からバッファを作っておけばコロナ禍でも売上が落ち込まずに済んだ会社もあるでしょう。贅沢な話かもしれませんが需要は減りすぎても、増えすぎても困るものです。