とある地方の個人事業主

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ライフサイクル変化とビジネスの適応力

有名なライフサイクル曲線があります。商品も事業も人間も、すべてが山型のライフサイクルを辿ります。誕生期、成長期、成熟期、衰退期がそれぞれの段階です。山頂である成熟期に達すると、売上高は最大になりますが、付加価値は下がり始めます。言い換えれば、付加価値が最大になるのは、売上高が最大になる直前であり、「その頃には、次の収益を生む商品を用意しておくべき」というサインと受け止めることができます。

 

企業は人気のなくなった商品を止め、新しい商品を次々と提供しなければ、付加価値を維持することは難しいのです。これはサービス業にも同様に当てはまり、永続的な収益を生み出す商品やサービスは滅多に存在しません。

 

シルクロードのかつて栄えた宿場街も飛行機、鉄道、船舶などの移動手段が増えたためその殆どは廃れました。世の中の人々の需要に合わせて変化する必要があるという至極当然の考えですが、このライフサイクルが現在は短くなっています。短いサイクルのため、大量の在庫を抱えることは意味がありません。ビジネスチャンスはいつでも現れます。したがって、企業は軽快な動きを示すことが不可欠であり、短い期間で脱皮しなければなりません。荷物は軽く、企業は迅速に行動しなければ成功できません。