人口減少 ~ 少子高齢化 ~ パラダイムシフト
パラダイムシフトという言葉をご存知でしょうか?最近はもしかしたら耳にすることも増えているかもしれません。
「パラダイム」という言葉はもともとは「規範」や「範例」を意味していたそうですが、拡大解釈され「認識のしかた」や「考え方」、「常識」、「支配的な解釈」、「旧態依然とした考え方」などの意味合いで使われているそうです。以上のことからパラダイムシフトは「発想の転換」や「見方を変える」、「固定観念を捨てろ」、「常識を疑え」などから始まり「斬新なアイディアにより時代が大きく動くこと」まで、さまざまな意味で使われています。
パラダイムシフトと言えば産業革命や三大発明などがあるかと思います。近いところでいえばインターネットやスマートフォンなどは我々の生活を変えたパラダイムシフトといえるでしょう。
これからのパラダイムシフトとして人口減少が挙げられます。2030~50年の間に消費動向等は大きく変わると予測されます。これからの時代は1970年~1990年代のような歴史的に見ても類をみない経済成長をしていた時期の働き方は通用しなくなります。
私が思うこれからの時代、考え方、働き方、生き方を変えていかなければならない要因を3つ挙げてみました。
人口減少
- 人口減少により基礎消費が少なくなる(収入減)
- 生産年齢人口の減少により、企業の人材不足が起こる、仕事があるのに雇えない(2018年には売り手市場となりすでに起こり始めている)
- 若者の人口が少ないので子どもや若者のアクティビティの消費が減少する
- 高齢者は食費などの基礎消費が少なく、貯蓄しがち(全ての高齢者というわけではない、逆に言えばシルバー産業にチャンスあり)
成熟社会
- 人件費の上昇により過去に海外より請け負えた仕事が減少している
- 成熟社会となると高学歴化し一人当たりの権利が向上、自己実現したい人が増えるので晩婚化する
- 医療技術などの向上により寿命が延び高齢化する
- 戦後と違い市場に物があふれており、消費者は均一な商品(サービス)に飽きている、常に違う価値を短サイクルで提供する必要がある(対応できなければ収入減)
家族形態の変化(収入の変化)
- 二世帯や核家族という形態だけでなく、家庭収入の減少により女性も働きにでなければならなくなった。また上記の理由により、介護の制約を受ける人も増えている。人材不足により、これからは介護や育児で時間的制約を受けている人、障がいのある人も雇用できるよう企業は労働環境の整備が重要となる(お互いがWin-Winの関係)
他にも様々な要因があると思いますが、日本の根底にはこれからが関わっているのは忘れないでください。人口減少から説明しましたが、成熟社会になったから少子高齢化となり、社会動向に合わせなかった企業は売上減となり、家族収入が減少し、さらに家庭出生率も下がり、企業は人手不足とさらなる売上減の負のスパイラルに陥っています。このスパイラルから抜け出すには、現状を把握し考え方、やり方を変えて行くしかありません。
具体的な解決方法はまたのブログでご紹介していきます(?)