とある地方の個人事業主

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TOC

ライフサイクル変化とビジネスの適応力

有名なライフサイクル曲線があります。商品も事業も人間も、すべてが山型のライフサイクルを辿ります。誕生期、成長期、成熟期、衰退期がそれぞれの段階です。山頂である成熟期に達すると、売上高は最大になりますが、付加価値は下がり始めます。言い換えれ…

企業の業績の悪化と因果関係

企業の業績が悪化したのは、もちろん経営者に責任がありますが、もうひとつは社員の協力が得られなかったということにもあると思います。それは悪化の原因が証明されたということになると思います。もし業績悪化時に協力が得られなかったならば、それは原因…

実稼働時間と待ち時間

トヨタ生産システムの指導者は、「トヨタですら実稼働時間と待ち時間は1:300である」と言っています。そして人間の潜在的能力は仕事の中では10~15%ほどしか活かされていない、つまり企業組織は付加価値に変換できるエネルギーを、ほんのわずかしか使っ…

商売で大事なこと、まずは値決め

値付けほど難しいものはありません。 稲盛和夫さんも値決めは経営であると言っています。 会社の存続を制するのは値決めです。利幅を少なくして大量に売るのか、それとも少量であっても利幅を多く取るのか、その価格設定は無段階でいくらでもあると言えます…

制約の種類

・物理制約 設備能力や作業人員などの物理的な制約、3つの制約の中では一番見つけやすい制約でもある。また物理制約ばかりに注力しすぎて以降の2つの制約を見落とすこともあるので注意が必要。 ・方針制約 会社のルールや決まり・習慣・評価基準など、正し…

変動性と従属性

・変動性 ー ばらつき ・従属性 ー つながり 会社や組織はばらつきとつながりがあるためバランスをとることはできません。バランスを取るのではなくボトルネックに集中します。バランスを取ろうとして社員が100%で働く会社は倒産に向かいます。 そちらの説…

TOCの基本的な考え方

ものごとはそもそもシンプルである ※対処療法に明け暮れるか、因果関係を紐解き根本原因を解消するか(戦略思考) 部分最適✕ 全体最適〇 人はもともと善良である ※犯人探しをしても問題は解決しない、原因は他にある 命令よりも考えさせる ・命令は人が考え…

TOC ー 企業のザ・ゴール

企業の目的は現在から未来に渡ってお金を儲けることです。日本ではお金を儲ける(利益を出す)ことに負い目を感じる人もいますが、それは社会に貢献しているということなので負い目に感じる必要はありません。利益を他の言葉に置き換えると付加価値です。 た…

TOC(制約条件の理論)

TOCとは TOCの概念 ボトルネック TOCとは TOC(Theory Of Constraints:「制約理論」または「制約条件の理論」)は、1980年代前半イスラエル出身の物理学者、ゴールドラット(Eliyahu M. Goldratt)博士が提唱されました。「会社の生産性はボトルネック工程…