とある地方の個人事業主

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日本の抱える深刻な課題とは

  日本はGDPは高いのですが一人当たりのGDPは先進国の中では低いです。(利益÷時間=1時間当たりの生産性)

 日本がGDPが高いのは当たり前なんです。世界的に見ても人口が多いので国内総生産は高くなります。

 

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 残念ながら日本は先進国の中でもっとも時間をかけて仕事し、付加価値を生み出す力が低い国なのです。

 

 ただそこからは、消費が生まれれば、お金が回れば景気は良くなるということも分かります。これから基礎消費が少なくなる中、世の中のお金を回すにはどうしたらよいか考える必要があります。

 

 ちなみにブルーカラーと呼ばれる工場系の会社は日本でも比較的、効率的に働いています。ホワイトカラーと呼ばれる頭脳労働者の生産性が全体的に低いです。

 

・ブルーカラ

 現業系・技能系の現場において青襟である作業服を着用して肉体労働している人

 

・ホワイトカラ

 白襟であるワイシャツを着用して頭脳労働している人

 

 効率だけを求めての仕事も楽しくないかもしれませんし、全てとはいいませんがやはり日本はもう少し生産性を上げる必要があります。無駄な会議を止めるとか...。これらを改善したとき社会問題のかなりの部分が改善されると考えられます。

 

その改善部分についてはまた後程。

 

人口オーナス期のポイント

前回

sole-tt.hatenablog.com

 

 

 

人口オーナス期のポイント

 

・生産年齢人口だが労働参画できていない人をどれだけ参画できるか

(女性・障がい者・介護者) 

少子化対策として有効な対策をどれだけできるか

 ・長期的な労働力確保

 ・安心して出産できる環境

 ・出産での人口増加だけに期待するのではなく、出産が少ない前提の対策も必要

 (ITなどの活用)

 

人口ボーナス期に経済発展しやすい働き方

 

・なるべく男性が働く

 重工業の比率が高いため 

・なるべく長時間働く

 早く安く大量に作って勝つためには、時間=成果に直結するから (直結していた)

・なるべく同じ条件の人を揃える

 均一な物を沢山提供することで市場ニーズを満たせる。労働力は余っているので転勤や残業でふるい落として、残るために必死になることで忠誠心を高める手法が経営者として有効、労働者の立場は弱く、一律管理することが出来る。

 

人口オーナス期に経済発展しやすい働き方

 

・なるべく男女ともに働く

 頭脳労働の比率が高い、かつ労働力は足りないので使える労働力はフルに活用する 

・なるべく短時間で働く

 時間当たりの費用が高騰する(日本人の時給は中国人の8倍、インド人の9倍)ので体力に任せて働かせず、短時間で成果を出すをトレーニングを徹底的にしないと利益が出ない、男性も介護で時間に制約が発生している。

・なるべく違う条件の人を揃える

 均一な物に飽きている(余っている)市場なので、常に違う価値を短サイクルで提供する必要がある、 労働力は足りないので転勤や残業の可否で足きりをすると介護する男性も皆ふるい落とされる、育児・介護・難病・障がい等を労働するうえでの障壁にしない労働環境の整備が重要

 

 以上のことから今までの働き方も間違ってはいないことが分かります。しかし社会の情勢は変わりました。

 

sole-tt.hatenablog.com

 

 近頃の若いもんは、これだからおじさんはと文句を言うのではなくそれぞれの時代背景を理解して問題を解決していくことが建設的かと思います。

 

 江戸時代、戦前後でも産業構造、人口構造がまったく変わります。歴史の話になると長くなるのでそちらはまたの機会がありましたら書こうかと思います。

人口オーナス期

 前回、人口ボーナス期について解説しましたが、その反対に人口オーナス期という言葉があります。

 

sole-tt.hatenablog.com

 

 オーナス(onus)とは「重荷・負担」、人口構造が経済の重荷になる時期、働く人よりも支えられる人が多くなる状況です。

 

 オーナス期の特徴はボーナス期とは逆になります。

・人件費の安さで世界中から受注して、爆発的な経済発展をする。

労働人口の減少

・働く世代が引退世代を支える社会保障制度の維持が困難

 

 

 

人口ボーナス期

 日本は2004年を人口のピークとして人口が減少しています。

sole-tt.hatenablog.com

 

 これまでの日本の経済発展の一つの大きな要因は人口増加によって説明ができます。

 

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 1996年まで日本は年少人口が老年人口を上回り、生産年齢比率も高く人口構造自体が経済にプラスに働いてきました。

 

・安い労働力を武器に世界中の仕事を受注する。

 (経済発展と1985年のプラザ合意によりできなくなりました)

 

・高齢者比率が低く社会保障費が嵩まず、インフラ投資が進む。爆発的な経済発展をしてあたりまえ。

 

・日本の人口ボーナス期は1960年頃~90年代半ば。「アジアの奇跡」と呼ばれる経済発展は人口ボーナス期で説明できる。中国はまもなく終わりインドは2040年まで。

 

・高度成長期が訪れると

 ・高学歴化による人件費の上昇

 ・一人あたりの権利が向上し、自己実現したい人も増える。

  非婚化・ 晩産化が進み少子化

 ・医療や年金制度が充実するため高齢化社会

 

 

 もちろん日本人は優秀ですし、それらも経済発展には関係していると思いますが、主の要因は人口増加です。これからは人口構造に頼った消費は期待できないので方向転換をする必要があります。人類の歴史的に見ても高度経済成長期は特殊だったと言えます。

 

 ですので今までの働き方がこれからも全て通用するとは考えない方がよいでしょう。現在マネージャーの40代以上の方々はこれまでの自分の成功体験を押し付けるのは辞めましょう。

 

 そして最後に誠に残念なことですが、一度人口ボーナスが終わると二度と訪れません。景気が良くなることはあると思いますが、高度経済成長期やバブル期のような景気はありえません。そのことはみなさん肝に銘じておいてください。

 

終身雇用守るの難しい 経団連会長、トヨタ社長が発言

 経団連の中西宏明会長が「終身雇用なんてもう守れないと思っている」と発言したことを端に発し、日本自動車工業会豊田章男会長も「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」と発言しました。

 

 

 みんな薄々気づいていたことですが、業界の影響力が大きい方が発言したことはインパクトがあると思います。

 自動車業界は環境のためにハイブリット、電気自動車と移行し始めています。また自動運転技術の研究開発により、既存の自動車を製造している企業以外の業界への参入も考えられ、大手の豊田自動車も今後はうまく対応できるか、どうなっていくか分からなく状況です。このようなことは自動車業界だけでなく、将来の消費動向が予想しづらい世の中のとなっています。

 

 技術の進歩は時として人の仕事を奪うこともありますがその分、社会を送るうえで便利さを享受できます。みなさん忘れたり、気づかないことが多いかもしれませんが、今までも新しい技術が世に出される度に失くった仕事、または創出された仕事がたくさんあります。

 

 これからの日本は生産年齢人口が減少するので、テクノロジーを用いて労働力をカバーするにはちょうど良い機会かと思います。それらを活用しなければンフラを維持するのも困難になると考えられます。今便利なインフラ、電気や舗装された道路が当たり前にある幸せが失われるかもしれません。

 

 また終身雇用とセットに考えられていた、年功序列型賃金の維持も難しいでしょう。終身雇用以上に分かりやすいと思いますが右肩上がりの経済、もしくは現状維持(それでも難しいかな)ができなければ年功序列型賃金を維持するのは難しいです。きちんと説明すれば小学生でも分かる理屈です。

 

 みなさんの会社の業績は今後も右肩上がりになると自信を持って言えるでしょうか?もちろんそういった業績を見込める会社は終身雇用、年功序列型賃金でも大丈夫です。やはり安定した雇用と将来を見せることはノウハウの蓄積や安定した企業経営に必要となることもあります。事実、日本は30~40年ほどですがうまくいっている時期もありました。もし年によって売上が変わる、将来に渡って右肩上がりの業績を続けるのが難しい会社は人事評価を見直し、賃金に関する規定も変えましょう。

 

 無理に年功序列型賃金を続けるとこうなります。

  • おじさん世代の賃金を維持するために、若者世代のスタートのベース賃金が減らされる
  • もしくは全社員がベース賃金を減らされる(毎年給料が上がってもうれしくない残念な賃金)
  • もしくはおじさん世代の賃金を維持するため、社員を募集しない
  • その業務負担は若者世代へ
  • 売り手市場のため、条件のいい会社へ若者が転職する
  • 人手不足により業績悪化、倒産

 

 

 

人口減少 ~ 少子高齢化 ~ パラダイムシフト

 パラダイムシフトという言葉をご存知でしょうか?最近はもしかしたら耳にすることも増えているかもしれません。

 「パラダイム」という言葉はもともとは「規範」や「範例」を意味していたそうですが、拡大解釈され「認識のしかた」や「考え方」、「常識」、「支配的な解釈」、「旧態依然とした考え方」などの意味合いで使われているそうです。以上のことからパラダイムシフト発想の転換」や「見方を変える」、「固定観念を捨てろ」、「常識を疑え」などから始まり「斬新なアイディアにより時代が大きく動くこと」まで、さまざまな意味で使われています。 

パラダイムシフト - Wikipedia

 

 パラダイムシフトと言えば産業革命三大発明などがあるかと思います。近いところでいえばインターネットスマートフォンなどは我々の生活を変えたパラダイムシフトといえるでしょう。

 

 これからのパラダイムシフトとして人口減少が挙げられます。2030~50年の間に消費動向等は大きく変わると予測されます。これからの時代は1970年~1990年代のような歴史的に見ても類をみない経済成長をしていた時期の働き方は通用しなくなります。

 

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そして令和へ

平成が終わり令和へと元号が変わりました。

 

202年ぶりの生前退位ということで歴史的瞬間でもあります。もしかしたら私が生きている間にもう一度元号が変わるかもしれませんね。

 

平成は私が小学校に入学する年に変りました。まだ景気が良く、経済だけでなく街並みも昭和の雰囲気を残している時でした。

 

ほどなくしてバブルがはじけ、平成9年(1997年)には金融のグローバル化や緊縮財政により大手の証券会社や銀行の倒産、合併が相次ぎ本格的な経済的不況となりました。

 

俗に言う失われた20年ですね。

 

不況ばかり取りざたされることが多い平成ですが、まず平成は日本としては戦争がなかったということは良かったと思います。

(世界では戦争があり日本も多少なりとも加担したことは残念です。)

 

また技術の発展により未来を感じさせるワクワク感もあります。特にインターネットスマートフォンの普及により、コミュニティの発展と知識の共有などなど、できることが増えたように感じます。もちろん使い方次第ではマイナスの面もありますが。

 

これからは平成も古いとか言われるようになるんでしょうね。でも古くても良いものは良い、悪いものは悪い。昔は良かったというのは止めて前向きに進んでいける時代になることを望んでいます。江戸時代、明治、大正、昭和、平成と今一度、日本の歴史を振り返って良いものを残し、もしくはさらにアップデートして行けたらと思います。

 

 

令和がみなさんにとってよりよい元号となりますようお祈り申し上げます。